小説『羊と鋼の森』を読んだ!
- 2018/04/20
- 05:55
宮下奈都さんの『羊と鋼の森』を読了しました!


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高校生の時、偶然ピアノ調律師の板鳥と出会って以来、調律に魅せられた外村は、念願の調律師として働き始める。ひたすら音と向き合い、人と向き合う外村。個性豊かな先輩たちや双子の姉妹に囲まれながら、調律の森へと深く分け入っていく―。
第13回本屋大賞の大賞受賞作。
本屋大賞受賞作って、他の賞に比べてハズレのないことが多いと思いますが、本作も全くその通り。
もっとも、息もつかせぬ展開でページを繰る手が止まらない…、なんて類の小説ではありません。
静謐感のある文章を読み進めるうちに、ピアノの音が聞こえてくるような不思議な感覚な小説。
私も割と読書好きなので、色んな種類の小説を読みましたが、こういう感覚は初めて…。
ピアノ調律師のお話でストーリーに山があるわけでもなく、淡々と主人公の成長?、が綴られていくだけ。
それでも、文章を味わいながら、音が聞こえくるような感覚を味わえます。
読了後にじわじわと暖かい気持ちになりました…!
具体的なご紹介はあえて避けますが、所々にいいフレーズが散りばめられており、個人的にはかなりオススメな小説です。
ちなみに、先日の『終わった人』同様、これも映画化されており6月の公開予定。
映像化は、観たいような観たくないないような気持ちですねぇ
でも、重要な登場人物の双子の女の子を、上白石萌音、萌歌の姉妹が演じるとのこと!

ちょっと興味ありますね~
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