【映画】『ヘレディタリー/継承』~ホラー好きほど楽しめるホラーの秀作…!
- 2021/04/10
- 05:55
今回ご紹介の『ヘレディタリー/継承』は、以前から観たかった作品の一つ。



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ようやくアマプラでフリーになったので、早速鑑賞します。

ある日、グラハム家の家長エレンがこの世を去る。
娘のアニーは、母に複雑な感情を抱きつつも、残された家族と一緒に葬儀を行う。
エレンが亡くなった悲しみを乗り越えようとするグラハム家では、不思議な光が部屋を走ったり、暗闇に誰かの気配がしたりするなど不可解な現象が起こる。
※以下、ネタバレ含みますので未見の方はご注意ください。
監督はアリ・アスター。
本作がデビュー作とか。
巷では最恐ホラーとかの評判もありますね。
確かに、この監督は古今東西のホラーをよく観て、勉強されているんじゃないかなぁと感じました。
「死霊館」以来のホラーの秀作ですね。
控えめに言っても、相当怖かったです。
祖母の死をきっかけに少しずつ何かが狂っていく家族…
訪れる不穏な現象…
娘の無残な死…
母親の夢遊病…
そして…
平穏な家族が少しずく狂っていき、最後に一気に崩壊!
…というのは、ホラーというジャンルに限らず、ある意味よくある話。
そこを丹念に追っていく監督の技量は、デビュー作だとは思えないレベル…
派手な血しぶきは飛ばないけど、切断された首にたかる蟻とか、自ら糸鋸で首を切るとか、トラウマ級の残酷シーンはあります。

そして、最後は悪魔崇拝のカルト集団まで出て来ちゃって、お話を見事に回収します。
この辺りは、ホラーの名作『ローズマリーの赤ちゃん』を思い出させます。
ただ、悪魔崇拝的なスピリチュアルの恐怖というのは、普通の日本人には理解しずらい。
おそらく宗教的な下地のある方が観ると、もっと怖いのかな…?
しかし、主演の女優さん。
これだけ恐怖顔見せてくれちゃって、この後の出演作のオファーが来るのか心配になるレベル。

一度観ただけではよくわからない点も残ります。
なので、色々なサイトでネタバレ議論がされているのもよくわかります。
(公式HPでさえそんな感じ!→★)
ホラー好きな方ほど楽しめる、ホラー映画の秀作でした。
評価★★★★★
トラウマ覚悟でご覧になれる方にはお勧めです。
もう一度ちゃんと観ようっと…!

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