【映画】『るろうに剣心 最終章 The Biginning』～静の剣心、そしてここから始まる…

６月５日（土）

前日の金曜日は嵐のような天気でしたが、この日は穏やかな曇天…

愛娘と『るろうに剣心 最終章 The Biginning』へ…！

前作『るろうに剣心 最終章 The Final』（★）を受けて…

幕末を舞台に倒幕派の影の暗殺者として名をはせた緋村抜刀斎こと剣心の左頬に刻まれた十字傷の謎、不殺(ころさず)の誓いを立てた理由などが明かさます。

本作は、最終話ですが第一作目に戻り、「鳥羽・伏見の戦い」になだれ込むということで、まるでスターウォーズの第４作～第３作的な構成のようです。

いかにして剣心（ダーズヴェーダ―）が生まれたか？的な…

始まり（＝Biginning）を描くこともあり、全体的に暗く暗鬱なトーン、色調。

でも、それが決してマイナスではなく、美しい…

今までの剣心のシリーズとは異なる雰囲気なので、違和感を持つ方も多いかも？

でも、剣心を語るには原作でのこの「追憶編」のエピソードなしではありえません。

その中で、とにかく有村架純ちゃん演じる雪代巴の美しさときたら…

憂いのある瞳、透き通るような透明感。

美しさは何とも言い難し…

見惚れること間違いなしです。

佐藤健くんも凄いです。

なんていうか、今までのシリーズの剣心と本作はオーラが違う…

役者としてのクォリティがレベルアップしている感あり。

演技力云々というより、このオーラって天性のものですねぇ…

アクションも従来シリーズより派手さはないですが、その分リアル。

低いトーンの血しぶきはなんとも陰惨です。

アクションシーンと平和の生活。

静と動の対比がなんともいいです。

最終作ではありますが、まさにはじまり。

いい意味で一作目に繋がる秀作でした…

評価は★★★★★

個人的にはシリーズで一番好きです。

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